過去記事  2017-03-27

就活生諸君、BEAMSのエントリーシートはこう書きなさい!

ビームスが“セレクトショップ未開の地”である奈良に出店した狙い

ビームスが3月18日、奈良・大和西大寺にある複合商業施設のならファミリーに「ビームス 奈良」をオープンした。同館は近鉄線の大和西大寺駅から徒歩3分の好立地に位置し、近鉄百貨店とイオンスタイル、専門店街のゾロ(zoro)で構成。ゾロに属する「ビームス 奈良」は3施設の各所からアクセスが良好な1階中央に出店した。売り場面積は約260平方メートル。メンズの「ビームス(BEAMS)」「ビームス プラス(BEAMS PLUS)」「ビームスT(BEAMS T)」、ウィメンズの「レイ ビームス(RAY BEAMS)」「ビームス ボーイ(BEAMS BOY)」、雑貨の「bPrビームス」を揃え、デイリーに利用できるカジュアルワードローブを提案する。

ビームスが奈良県に出店するとの事で、大手セレクト未開の地だからなのか取り上げられております。しかし、それより、そんな事より、文中に蔓延るビームスのショップ群…。「ビームス」「ビームスプラス」「ビームスT」「レイビームス」「ビームスボーイ」「bPrビームス」………。。

何個あんねん…ってくらいラインがあります。そういや戦略的にそんな事してたなーと思いながら、ちょうど今は就活生がエントリシートを書いている時期。という事で、ビームスの企業研究をしている学生さんに向けて超ざっくりとビームスの戦略を超個人的視点から解説していきたいと思います。就活生諸君、これでビームスのエントリシートはバッチリです。(鵜呑みにしないようにw)

 

ビームス戦略①:ショップコンセプト多すぎ!

まず上記で紹介しました、やけに多いラインについて。webサイトをチェックしてみると、

http://www.beams.co.jp/label/

長っ!(レディースもあります。)

てくらいレーベルがあります。各レーベルそれぞれが単体で出店していて、ちゃんとしたショップコンセプトがあるのです。(奈良県に出店するのは複合ショップのようですが)ちょっとややこしいんですが、これって多ブランド展開している訳ではなく、

コンセプトが異なる業態をいくも持つ多面体(「ビームス戦略」日本経済新聞出版社 より抜粋)

だそうです。確かに1ブランドを多店舗展開していくと様々な問題点にぶち当たります。店が増えるとブランドの希少性が失われたり、ロケーションが合わない場所に出店する事になったり、どんどんとブランドが顧客に刺さりにくくなっていくのです。売上拡大とブランド力強化は非常にバランスが難しい。これを回避する為、多面体の戦略を取っているのが大きな特徴と言えるでしょう。

 

ビームス戦略②:コラボ多すぎ!

今度は「ビームス コラボ」でググると、、

こちらもかなりの数が出てきます。正直「何かシナジーあるの?」と思ってしまうくらいの多種多様さ。これにも理由がありまして、ビームスは時代を象徴するカルチャーを発信する存在なのです。異業種とかかわる事で「時代の先端を行く現象」として提案する。まあコラボって簡単によそのブランドのファンにお知らせできたりするので、短期的な集客や売上に貢献しやすいという理由もありそうですが。

 

ビームス戦略③:実はかなーり早い段階からライフスタイルを提案していた!

オープン当初の「アメリカンライフショップ ビームス」という名前が示す通り、ビームスは創業時からライフスタイルを提案するショップでした。アメリカ西海岸、特にUCLAのスタイルが当時の代表的なイメージでしょうか。このへんのエピソードは現社長の設楽氏も雑誌やwebメディアのインタビューでお話しされています。あなたはその当時電通…おっと誰か来たようだ。

まだまだ特筆すべき事はあるのですが、エントリーシートが書ければいいのでこれくらいにしましょう。あんまり並べても面接時になって忘れてしまっては意味がありません(笑)上記三つをまとめた僕が考える志望動機は下記の通り。

【志望動機】

貴社の運営するショップはコンセプトが多種多様であり、それぞれの「顔」が違う事で来店者をワクワクさせる力を持っていると感じております。そのショップ内で展開されるライフスタイルやコラボ商品は時代を象徴するカルチャーを発信しており、このような付加価値の高いビジネスを自分でも体現してみたい、そしていずれは自身も時代を象徴するようなカルチャーを発信するショップを構築したいと思いこの度志望致しました。


とまあ、こんな感じに仕上がりますね。(良い子は真似してはいけません)

企業には様々なビジネスモデルや成功事例があるので、就活生の皆さんは頑張って企業研究して面接に臨んでもらえればと思います。

頑張れ就活生!

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深地 雅也
WRITER

株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。 繊研新聞にてEC関連記事連載中。→ https://senken.co.jp/posts/fukaji01

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