PICKS+LITE  2018-03-26

インフルエンサーの賞味期限について

インフルエンサー・タレントが生き残るための考察

僕の経験上の感想だけど、一度人気になって上り坂の状態は、だいたい長くて3年くらいで落ち着く。フォロワーなんかの、他の人から見える数字の伸びも少なくなるけど、それよりもエンゲージメントやイベントをやったときの集客数が目に見えて落ちるようになる。

WE GOのPRをされている丸本氏のnote記事から抜粋。インフルエンサーが好調な期間が大体3年程度で、それ以降の集客効果は下降し、その後も活躍しようと思うと違う付加価値が必要になるとの事。今や聞かない日は無いくらいにバズワードな「インフルエンサー」。僕もnoteで何回か触れてますが、この現象は「読モ」にも以前から似たような事は起こっていたかと思います。

◯インフルエンサーはどのように生まれるのか?

WE GOに代表されますが、ソーシャル上で影響力のある人間を使って店頭含めたイベントを実施し、ファン獲得と集客に活かしているショップ・ブランドがちらほらあります。WE GOの場合は、「フラッシュ」という団体を全国各地で組織し、読モを要請しています。(厳密に言うと運営会社は違いますが)読モの卵みたいなものなので人件費も知れてますが、個人のフォロワーで言うと多い人ならTwitterで5万人くらいはいます。こういった若者を次々と輩出する仕組みを作っていますから、販促としては格安で想定したターゲットにリーチできるのです。フラッシュでも人気上位の若者は今度は「読モB&G」という組織に上げられ、東京を中心に本格的なモデル活動が始まります。知名度の高い人たちで言うと大倉士門さんや近藤ようぢさんですね。

◯賞味期限が3年の実態

WE GOの対象ターゲットが若年層だから、モデルの年齢が上がると賞味期限が切れるのか、若者の趣味嗜好が移ろいやすいからなのか、もしくはその両方かわかりませんが、確かに3年くらいの期間で影響力に陰りが見えるのはわかります。WE GOとしては後からどんどんと読モが生まれる仕組みを作っていますから大勢に影響は無さそうですが。つまり、インフルエンサーや読モは短期間で消費されるだけされれば使い捨てされる存在なのです。影響力が落ちてしまったインフルエンサーの末路を詳しくは知りませんが、僕の周りではWE GOの店長を打診されたり、PRスタッフとして使われたりしているようです。
企業の方針をとやかく言うつもりはありませんが、若者が使い捨てられている状況は見ていて気持ちのいいものではありません。ファッションを生業にしていると思われているモデル達ですが、実態は何の知識も持ち合わせていない素人であり、彼ら彼女らのこの先のキャリアプランを考えると不憫でなりません。インフルエンサーマーケティングと言えば聞こえはいいですが、その後のキャリアプランは自分自身で切り開かなければ短期的なブームで終わってしまう人が多数出てくる事でしょう。

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深地 雅也
WRITER

株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。 繊研新聞にてEC関連記事連載中。→ https://senken.co.jp/posts/fukaji01

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