フルフィルメント  2019-01-18

情報量を担保せずにECでハイブランドを売る事は可能か

アジアブランドのみを集めたECセレクトショップ代表が語る、アジアブランドの勢い

今年9月にアジア各国のハイブランドを集めたオンラインセレクトショップ「シックスティーパーセント(SIXTY PERCENT)」が本格オープンした。代表を務めるのは、ストリートブランド「ナードユニット(NERDUNIT)」の日本展開も手掛ける、26歳の若手起業家の松岡那苗だ。学生の頃からアジアの国々で活動をしており、アジア各国のファッションに対する熱量を肌で感じてきたという。

 

上記のショップは「アジアのハイブランドを集めたEC」というコンセプトで、ショップの方向性も非常にわかりやすく、また日本では気軽に買い物ができないブランドも購入できます。

 

独自性もあるのでめっちゃ興味深いなー、と思い早速チェックしてみたんですが、いくつか問題点が浮き彫りに…。という事でちょっと見ていきましょう。

 

 

○ナビゲーションが少ない…

 

まず最初に思うのがナビゲーションの少なさ。「メンズ」「レディース」「ブランド」のみでの切り口しか無く、クリックしてみると、、

 

 

ブランドが雑多に並んでいるだけです。初めて見るブランドも多いのに、ブランドの説明は一切無し。個人的には新たなブランドとの出会いを楽しみにしていましたが、これだとデザインのみでしか判断する材料が無く、そのブランドのコンセプトや世界観がわかりません。既に認知してるブランドならいいんでしょうけど。

 

 

○商品詳細の情報が少ない…

商品コメントも無く、商品の写真もめっちゃ少ないです。ドロップシッピングと書いてましたが、恐らくこのあたりもブランド側に丸投げなんではないかと思います。商品によって画像枚数に差異はありますが、基本ルックブックから抜粋したような写真が多く、置き撮りの写真もディティールにはフォーカスしていません。多言語で展開するとめっちゃ手間かかりますけど、これじゃ中々売れないのでは。。。

 

 

○マガジンが無い

ハイブランドばかりですので、とにかく情報量は必須です。海外のラグジュアリーECを見れば一目瞭然なんですが、ボリューミーなコンテンツ記事で付加価値高めるのが主流です。ていうかそれが無いとどんなブランドなのかすらわかりませんし、この情報量では購買意欲沸きません。世界最大のラグジュアリーECであるユークスネッタポルテと簡単に比較してみますと、

 

THE FITNESS GURUS TO FOLLOW NOW

上記はコンテンツの1記事ですが、リンク先見てもらったわかる通りもはやただの読み物に近いです。これだけボリューミーな記事を相当な量更新しています。ブランドにフォーカスしたものだけではなく、ユーザー属性に合わせたライフスタイルを推測し、そのユーザーに役に立つ情報も日々更新しています。

 

繰り返しますが、シックスティーパーセントが今のままの状態で購入するのってブランド認知が既にある人なんでしょうけど、そんな人だけが購入するとしたらめっちゃ市場規模小さいです。この先、もっとページが改修されていくかもしれませんので引き続き注目したいと思いますが、今のままでは売上拡大は難しいのではないかと思う次第です。

SHARE

  • FacebookFacebook
  • TwitterTwitter
  • Google+Google+
  • LINELINE
深地 雅也
WRITER

株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。 繊研新聞にてEC関連記事連載中。→ https://senken.co.jp/posts/fukaji01

FOLLOW
  • Facebook
  • Twitter
FOLLOW
  • Facebook
  • Twitter

株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。 繊研新聞にてEC関連記事連載中。→ https://senken.co.jp/posts/fukaji01

COMMUNICATION

Leave a Comment

SPECIAL 
JOURNALS

BY UP&COMING EDITOR

MORE

CHIEF 
EDITOR’S

BY CHIEF EDITOR

MORE

ランキング