ブランド・ビジネス  2019-02-02

YOOXが独自製品を強化している件について

イタリア版ヴォーグ元編集長フランカ・ソッツァーニのワードローブをユークスが販売、売上金はチャリティー活動として寄付

ファッションECサイト「ユークス(YOOX)」が、元イタリア版「ヴォーグ(VOGUE)」編集長の故フランカ・ソッツァーニ(Franca Sozzani)氏のワードローブを「フランカ・ソッツァーニ・プライベートコレクション」として2月11日から公式オンラインストアで販売する。売上金は、ゲノム解析による予防医療を目的とした「フランカ・ソッツァーニ基金」に寄付される。

 

タイトルが超長いですが、YOOXにてイタリアVOGUEの元編集長であるフランカ・ソッツァーニさんのワードローブ販売が開始されるとの事。ファッションECモールは基本、プラットフォームなので他社ブランド中心の展開なんですが、拡大してくると差別化要素として独自の製品を出していくのはよくあるケースです。YOOXってブランド品の型落ちを安くで販売しているサイトなんですが、多分に漏れず独自製品を用意してきています。上記の施策はCSR(corporate social responsibility:企業の社会的責任)にもなりますしね。そして独自製品の代表格が下記でしょうか。

 

Yooxからプライベートブランド新登場

 

で、下記がユークスのPBである8(オット) BY YOOX。ファーストビューから動画でルックを見せるとはかなりの気合いを感じます。

こちらがコンセプト。

「データのみによってコレクションを作りたいとは思いませんでしたが、データを活用すればクリエイティブチームが顧客のニーズをより深く理解できるようになると思うのです」

抜粋部分からもわかるように、このPBは顧客データから生まれたものなので、コンセプトも顧客の嗜好を反映したものかと推測します。その割にふわっとしているというか包括的というか、あまり尖ったコンセプトではないですね。ユーザー層が幅広いのかな?

ルックの右下に買い物バッグのアイコンがありクリックすると、

そのまま商品詳細ページへ。InstagramのShopNow機能とちょっと似ていますね。で、メンズ・レディース共にチェックしてみたんですが、

 

レディース一覧ページ

メンズ一覧ページ

 

型数がめっちゃ多い。。レディースが約450型で、メンズが約350型。。めっちゃ投資してきてますね。これWEBだけで在庫積むのかなりの勇気いりますが、データ重視なんだから売れる見込みがあっての事ですよね?

価格帯は、

【レディース】
コート   2万5千〜4万円
ニット   1〜2万円
ワンピース 2〜3万円
シャツ   1万円前後
パンツ   1〜2万円
ジャケット 2〜3万円
シューズ  2〜3万円
バッグ   1万5千〜2万円

 

【メンズ】
コート   3〜4万円
ニット   1万円前後
シャツ   1万円前後
パンツ   1万円前後
ジャケット 2〜3万円
シューズ  2〜2万5千円

 

あたりが中心価格。WEB専業だけあって価格戦略はユーザーが買いやすい値段にしてある印象。ただ、ブランド好きのユーザーがYOOXに対してどれだけロイヤリティがあるのかがちょっと計りづらいところではあります。

 

商品詳細ページがこちらなんですが、まず驚いたのは「サイズ展開豊富すぎ!」問題。レディースのサイズ展開が38〜46まで。。これも顧客データからはじき出されたものなのでしょうか。これだけサイズ作ったら、ますます在庫やばそう…。売上の最大化をとにかく目指したのかわかりませんが、来期の棚卸し資産がえらい事にならないか心配になります。

 

と、さらっと見てみましたが、めっちゃ本気度が伝わる反面、ここまで売れるのか?と思ってしまう内容でした。データ重視でしょうから、売れなければ来季大きく変化させるんでしょうし、もしかしたら初回はマーケティングリサーチ混みで、とにかく多くのデータを収集すべく型数や在庫数を多めにしている可能性もあるかもしれません。数シーズン調査が必要ですね。

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深地 雅也
WRITER

株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。 繊研新聞にてEC関連記事連載中。→ https://senken.co.jp/posts/fukaji01

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