若者の目  2019-02-20

今更聞けない「加水分解」って何?

「欲しかったスニーカーがやっと手に入った!」

先日、友人からこんな電話があった。

 

スニーカーが大好きな彼女はInstagramで見かけたNIKEのスニーカーに興味を持ち 半年程NIKEの取り扱いのあるショップを探し回っていた。

 

探しているモデルはあるがお目当てのカラーリングが何処を探しても見つからない。 途方に暮れていた時、フラっと立ち寄った古着屋で奇跡が起きた。 それも奇跡的にマイサイズ、即決で購入後すぐの電話だった 半年もの間、必死に探し回ってようやく手に入ったのだから、それは途轍もない高揚感だっ た筈だ 幸せそうに電話口で話す彼女の声を聞いていると、こっちまで幸せな気分になった。

 

だがその先に待ち受けていたのは彼女を絶望のドン底に落とし込む悪魔『加水分解』だった。

 

彼女が手に入れたスニーカーは「NIKE AIR MAX97」。このスニーカーのソール部分(靴底)にはポリウレタンという素材が使われており このポリウレタンは、製造された瞬間からじっくりと空気中の水分と結合し始め 最終的には、ソールがこのようにヒビ割れてしまったり、ベリッと剥がれてしまう。

 

これが加水分解である。

彼女が購入したスニーカーは製造されてからかなりの年数が経っていた為、既にソールの状態が
いつ割れてもおかしくない状況だったのであろう。

 

残念ではあるが、この加水分解はいつか確実に起こってしまうものである。だが、人間の様に寿命が決まっている訳では無い為、保管方法や履く頻度等、少し工夫してあげるだけで延命ではあるが、長持ちしてくれるのだ。

 

 

・加水分解の原因である水気を避ける

加水分解の原因は、空気中の水分である、日本は比較的湿度が高い国である為、湿気は避け
られない特に下駄箱の中には湿気が充満している事が多い為除湿剤や乾燥剤を入れておく事、又は風通しの良い場所で保管をオススメしたい。

 

 

・観賞用は劣化しやすい

せっかく高いお金を出して買ったので特別な日以外は履かずに部屋に観賞用として飾ってい
る。そんな方も多いと思うが、残念なことにそれが加水分解を促す原因となってしまう。

 

履いてあげる事でポリウレタンの風通しが良くなり、水気の溜まる量が減るので、お気に入りのスニーカーと長く付き合っていくために『履く』勇気を持つ事も大事である。

 

 

・ローテーションで履く

一足のスニーカーを履き続ける事も加水分解を早めてしまう。人間の足からは大量の湿気を放出している為、必然的にスニーカーに湿気が溜まる。その溜まった湿気が抜けきらないまま履き続けてしまうと状態は更に悪化してしまう。

 

二足以上のスニーカーでローテーションさせてあげる事でスニーカーを乾燥させる時間を作
る事も重要である。たかがスニーカー、されど履くだけで気分も変わってしまう様な魅力がスニーカーにはある。

 

そんなスニーカーを大切に履いてこそ、本当のオシャレと言えるのではないだろうか。

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左内竜也
WRITER

ラグジュアリーブランド、レザーバッグなどの販売経験を経て現在、販売・営業・ライターと幅広く活動中。ストリート・スニーカー関連に精通しており、若者のフィルターを通してファッションを伝えていきます。

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