店舗マネジメント  2018-05-21

ECモールの流通総額を比較してみた

上場発表のメルカリ、流通額ですでに「ゾゾ」超えか

2017年6月期時点のメルカリ全体での流通総額はグローバルで2480億円、国内では2300億円だった。今期は17年6月〜18年3月までの第3四半期までの累計で2660億円を突破しており、ファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」擁するスタートトゥデイの18年3月期の流通総額(2705億円)とほぼ並んだ。メルカリの18年6月期では3000億円突破が確実とみられる。

 

メルカリの上場にファッション業界も話題が沸騰しており、いつものごとくZOZOとの比較が始まる始末。ビジネスモデル全然違うんだから比較してもしょーがないと思いながらも、プラットフォームとしてどちらが大きいかはやはりちょっと気になるところ。メルカリのようなC to Cアプリ含むマーケットプレイス型のECにおいて重要な指標の一つがお題にもなっている「流通総額」。という訳で今週は主要プラットフォームの流通総額について直近の数字を調べてみました。

 

2016年は下記にまとめられてますね。

 

ECモール・カート・アプリの2016年流通総額まとめ

 

 

 

①メルカリ

メルカリは上記の記事にも記載があるのですぐわかりますね。メルカリの流通総額とそれに対する売上は、

 

流通総額    2660億円
メルカリ売上  220億7100万円

 

ZOZOと並んだと言われる流通総額ですが、ファッション関連メインのZOZOと、ユーザーの私物なら何でもあるメルカリですから比較対象としては超微妙です。(なら比較するなというツッコミはご遠慮ください(笑))現在メルカリのアプリDL数は、

 

18年3月時点で1億800万で、国内に限れば7100万を突破、海外も急激にユーザーを伸ばしていることがわかる。月間のユニークユーザー数は18年3月時点で1030万だ。

国内で7100万DLとほとんど頭打ちじゃないかと思えるような数字です。その他、世界ではアメリカ・イギリスで主に展開しているようですが、

 

メルカリがローンチから約4年半で世界1億ダウンロード突破、ネイマールがブランドアンバサダーに就任

 

アメリカだけで3000万DLを突破。海外展開がうまくいけばユーザー増加→出品数増加→流通総額増加となるでしょうから、メルカリの海外展開は今後の成長スピードにおいては海外のプラットフォーム拡大が非常に重要なポイントになりそうです。

 

 

 

②楽天

メルカリのライバル「ラクマ」を運営する楽天 。newspicksではZOZOTOWN賞賛の楽天フルボッコのコメント欄にやや震えましたがその実態はどんなものでしょうか。

 

流通総額(取扱高)

 

流通総額    3兆3797億円(国内ECのみ:2017年)
楽天売上    3900億9千万円(国内ECのみ:2017年)

 

と流石に規模感が違いますね。国内流通総額が前年同期比で13.6%増。出店店舗数が鈍化していて成長ストップしてたはず、、、と思っていましたが、 2017年は1091店舗増えていました。

 

楽天のフリマアプリ「ラクマ」、販売手数料を3.5%に改定

 

C to Cのみの流通総額は1400億円を超えたとの事で、メルカリの50%強。無料だった手数料ですが、これから取りにいくようですね。メルカリと併用して使ってる印象が強いですが、この手数料がどう転ぶか注目です。

 

 

 

③ヤフー

流通総額    2兆1000億円(コマース事業:2017年)
ヤフー売上   5964億円(コマース事業:2017年)

 

内訳は
ショッピング:6276億円
オークション:9426億円

 

でその他はアスクルグループになります。出店無料にしてからショッピングの成長が目覚ましいヤフー。オークションの流通総額もメルカリと比べてまだまだ規模は大きいですが、若年層に強くスマートフォンユーザーを獲得しているメルカリに対しどう対処していくのかが焦点でしょうか。LINEモールやZOZOフリマも撤退しているだけにメルカリが脅威である事は間違いありません。

 

 

 

④ZOZOTOWN

何でも比較対象にされるZOZOTOWN。最近は家具やコスメなんかも取り扱いが増えていますが、ファッション関連メインなので上記3社と比較すると拡大のハードルは高そうではありますが、

 

流通総額      2705億円(2017年)
ZOZO売上   984億3200万円(2017年)

 

ZOZO USED取扱額が159.5億円。流通総額は前年の2120億円から大幅に成長。アパレル以外も積極的に取り入れている効果でしょうか。気になるのはプチプラ系のブランドの増加ですね。楽天に出店している事業者がZOZOに進出してきており、裾の価格がえらい事になっています。国内の主要ブランドはほぼ出店しているでしょうから、流通総額増やす為になりふり構ってられないのかもしれません。

 

 

 

⑤ロコンド

圧倒的2位グループを作るとぶち上げたロコンド。2017年に上場も果たしましたが規模的にはまだまだ上記のプラットフォームと比較すると小さいようで、

 

流通総額    94億9500万円(2017年)
ロコンド売上  39億7200万円(2017年)

 

という状況。ZOZOを超える2位グループ作ろうと思うと単純に自社と同規模の企業が30社連携しないと太刀打ちできません。

 

競争激化のファッションECでマガシークはなぜ成長している?【井上社長インタビュー】

 

同じ2位グループに名乗りをあげてるマガシークでも流通総額は200億円程度。成長鈍化が見られるZOZOですが、ファッション関連では下位と比較しても圧倒的な差があると言えます。やはり脅威はアマゾンくらいかと。特徴としてはファッションECモールも拡大路線を取る場合、アパレル製品のみならず親和性の高いライフスタイル系のアイテムを取り入れる傾向にあります。

 

ファッション通販SHOPLIST(ショップリスト

 

例えばこちらのショップリストのアイテムカテゴリーにはコスメ、ウィッグ、カラコンまであります。自社の売上を伸ばそうと思うと流通総額を伸ばさなければならず、その為には出品数や購入者数、そして購買頻度を伸ばす必要があります。アパレル製品は商品特性上、購買頻度を上げるのが難しいので出品数だけを担保するのではなく、購買頻度を上げれるアイテムの取り扱いは更に増えてくるでしょう。

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深地 雅也
WRITER

株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。 繊研新聞にてEC関連記事連載中。→ https://senken.co.jp/posts/fukaji01

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