ファッション全般  2019-03-03

日本人とは少し違う、フィリピンのファッションに関する考え方や取り巻く環境

この7ヶ月間、フィリピンでがっつり生活してみたのですが、当然ファッション感度や文化など、何から何まで日本と違います。職業柄、リサーチがとっても大好きな私がインターネットの情報収集だけでは得られないような現地の情報を勝手お届けしていくこのコーナー。今回、特にリサーチしてみたのが下記①〜③になります。

 

①フィリピン人がSNSweb上で追っているファッション

②フィリピン大型モールで売っているファッション

③実際にフィリピン人が着ているファッション

 

一見全て共通してそうなこれらが実は『①~③は全て違う!』ってことに気づいたので考察してみようと思います。※情報ソースは私です(笑)

 

そのためには、軽くでいいのでフィリピンの人たちのキャラクターを知っておいた方が良いと思うので少し紹介します。

 

・そもそもフィリピン人ってどんな人たちなのか?

南国の人たち特有の陽気な性格で、女の人たちの方が一生懸命に働く傾向があります。また出生率は3を超えており、いたるところに子供と妊婦を発見することができます。過去の植民地時代の影響なのかスペイン系の顔つきをしているフィリピン人が少なからずおり、そういった女性は『美しい人』に分類されます。

 

お米大好きなフィリピン人はお米をめっちゃ食べます。というか1日5食も食べます。その結果どうなるかというと、30歳の頃にはだいたいの女性が23段バラになってます。

 

 

・美の基準は?

肌の白さが『美しさであり、リッチ』のシンボルなようです。個人的には小麦色の肌は健康的で、ラテン系の顔にとても似合っていると思うのですが…。普段はお化粧をガッツリすることはあまりなく(色付のリップだけとかが多いです。)クリスマスのイベントや特別な日にフルメイクをする人が多い印象です。(ただし大型のスーパーマーケットのレジ係の方とかは、毎日がっつり化粧してます。)

 

そんなフィリピン人が化粧をすると、自分の肌の色より2ー3トーンほど白いファンデーションを塗っちゃいます。化粧をする前のフィリピン人の方が可愛くて好きなんですけどね。。このことをフィリピン人に尋ねたところ、『そーなの!みんな首の色とファンデーションの色あってないでしょ!』と言っていたので、自覚はあるようです。あとLGBTという概念が社会に浸透しており、百貨店のMACとかでたくさん働いています。ローカルフードを食べにいってもたくさんいます。すごくフレンドリーでいい人たちです。

 

また歳をとる=太る・黒くなる(肌が)の方程式が完成しているようです。私は驚くほどの老け顔なのですが、フィリピンに来てからは、20代前半にしか見えない!と言われるようになりました。なんでだろう?と数ヶ月は思っていたのですが、この方程式より見た目年齢を弾き出していることが発覚して納得しました。

 

『歳をとる=太る・黒くなる』ということは、『若い=細い・白い』

 

なんですね。

 

 

・そんなフィリピン人のファッションへの興味度は?

基本的に『可愛く、おしゃれでありたい』という願望が強い人が多いです。スマホの待ち受け画面が自分のセルフィーなんてことも珍しくない。韓国ファッションの影響が強く、韓国の流行を追いかけている若年層(ティーンから20代後半)がとても多い印象です。

 

 

すぐにこのポーズします。(韓国で流行っているポーズらしいです。)また、スマホ依存が強く常にFBIGYouTubeを見ています。

 

 

前置きが長くなりましたが、違いがなぜ起きるのかを考察してみようと思います。

 

 

SNS上、モール、実際に着ているトレンドファッションがそれぞれ違う件。

 

①フィリピン人がSNSweb上で追っているファッション

②フィリピン大型モールで売っているファッション

③実際にフィリピン人が着ているファッション

 

なぜ①~③で乖離が起きるのでしょうか。日本の場合は『インフルエンサーのポストを一般消費者が見て、類似商品を購入。』という一連の流れは確立されつつあります。ですのでSNS上のトレンドと一般消費者が着用しているファッションは似ています。1年に1度日本に帰る私の上司は『日本人の若い女子ってみんな同じ格好してるな。化粧とかも。みんな同じにしか見えへんかったわ』と言っていました。

 

①みんながSNSweb上で見ているファッショントレンド

これは『強い憧れ』として見ているフィリピン人がすごく多いです。同じ世界ではなく異世界ってイメージでしょうか。ですので、フィリピンではお目にかかることのないレベルのライフスタイルを発信しています。感想は『ほぼアメリカじゃん。』って感じです。フィリピン人たちはこういった人たちのことを『セレブリティ』と呼びます。

 

<代表例>

Isabelle Diaz Daza-Semblatさん

1988年生まれ Belleの愛称で親しまれており、母は1969年のミスユニバース。

 

 

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Jumpsuit and boots for today’s lewk ✅ (swipe for reality)

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彼女はフィリピンで有名な芸能人だそうです。フィリピンに来たことあるかたなら、お分かりだと思いますが、こんなフィリピン人みたことありますか?すくなくともセブにはいませんね。こういった芸能系の方はハーフの方が多いのですが、この方も多分に漏れずハーフですね。

 

 

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I’ve been so irritable today and I can’t explain why 😣 I have no patience and I feel like crying….need to cleanse my energy. Any suggestions?

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次の機会にでもBelleさんと他3人がメインキャラクターとなっている、EC限定のファッションブランドをご紹介しようと思います。

 

 

②大型モールで売っているファッション

こちらはこちらで、トレンドの一貫性がなく何が流行っているのかわからない状態に陥ります。ここ数年、日本のショップでは同じようなものが溢れており、何が流行っているのかがすぐにわかるのですが…。また値段も高く一般的なフィリピン人は気軽に手が出せない価格帯です。

1699ペソ(約3500円)

 

 

1398ペソY(約3000円)

 

1198ペソ(約2500円)

 

こちらのお店は800-2000ペソ(約17002100円)ほどの中価格帯です。またセブにはいたるところにモールがあります。

 

・大型モール ・・・ 外国人やリッチな人たちが買い物をする場所

・中型モール ・・・ プライベート感が感じられるところ。公共性の高いみんなのモール

・小型モール ・・・ ローカルの人たちのためのモール。洋服も安いものが多い

 

中型モールのプライベートとか、公共性ってどういうイメージなの?モールのプライベート感って全然イメージ伝わらないんだけど、もっと噛み砕いて教えてよ。と何回も聞いてみたのですがイマイチわかりませんでした。

 

(セブ市内で有名なSM Cityモール)

とにかく各モールにはたくさんのフィリピン人がいます。しかし小型を除くショッピングモールには、買い物袋を下げているフィリピン人は少なく、涼みにきていたり、モールに行くことがデートや家族団欒になっているんだなーと言う印象です。(飲食店やカフェの利用が多い。)家にエアコンがある家庭はリッチな人たちです。ほとんどのフィリピン人は家に洗濯機も冷蔵庫もありません。

 

 

③実際にフィリピン人が着ているファッション

小型モールでもトップスが200-400ペソ(約450-850円)しますので、一般的なフィリピン人からすると少し高い価格帯になります。なんて言ったて、ユニクロが高級ブランドの国ですからね。

 

これは実際にローカルモールで買ったトップス。 確か400ペソぐらいでした。

フィリピン人の最低賃金(日給)は368ペソ(約800円)ですのでトップス1枚が日給と考えるとおいそれと洋服を買える環境にないことが理解できます。だいたい平均的なフィリピン人は月収1.53万円ぐらいの月収です。日本人の最低賃金から考えるとユニクロって本当安いですよね。そんなフィリピン人たち御用達なのが、オカイオカイと言われる中古衣料品店です。130-100ペソ程度で手に入ります。中古衣料品なので、①&②のような洋服が手に入るわけもなく…。

 

実際にはこういった格好をしています。

ここまでくると①~③が結びつかない理由が推測できます。それはお給料です。

 

①超リッチパーソン欧米的なライフスタイル

②富裕層~小金持ちモールで衣料品を購入

③一般的なフィリピン人ローカルマーケットで中古衣料品を購入

 

③がボリュームゾーンなので、①&②とマッチしない現象が起きるわけですね。日本だと、特段お金持ちではなくても、おしゃれな洋服を購入することが可能です(ユニクロ、HMGUなど)それにくらべフィリピンでは人件費がとても安いので、ユニクロですら高級品になるという現象が起きています。また、フィリピン企業がファストファッションブランドを立ち上げることもありません。これは、海外よりファストファッションの売れ残り品が流れてくるからだと思います。(また後日このことについては触れます。)

 

ただ、ここ最近フィリピン人の最低賃金は上昇傾向にあります。人口も1億1千万人を突破目前まで来ています。また平均年齢も24才と若く労働力が豊富にありますし、英語が公用語(とはいえ大卒以上じゃないとあまり話せない)ですのでポテンシャルはとても高い国です。リッチになりたい!もっと消費したい!という意識が強く、消費意欲が強い国です。良い車に乗りたいし、ブランド品を持ちたい(ただしフェイク。笑)iPhoneやサムソンのギャラクシーを持ちたいし、いいホテルで豪華な雰囲気のディナーをしたい。昔の日本のような勢いでしょうか。

 

2045年まで人口ボーナスが続くと言われているフィリピンで日本のファッション企業がどう戦うのかが見ものです!

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  • LINELINE
MIZU
WRITER

フィリピン セブ島にて広告・マーケティング業務に従事。趣味はショッピングとマーケットリサーチ。

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