フルフィルメント  2019-04-05

雑誌の動画コンテンツはEC売上に効果的か?

メンズ雑誌「ウオモ」がEC連動型オリジナルドラマ 滝藤賢一の着用アイテムを即購入

 

集英社が発行するメンズ雑誌「ウオモ(UOMO)」のウェブサイト「ウェブ ウオモ」は、ECと連動した連続ドラマ「メゾンタキトウ」の配信を開始した。俳優の滝藤賢一が主演を務め、滝藤が劇中で着用したアイテムを自社ECサイト「ミラベラ(mirabella)」などで販売する。着用アイテムは「ウェブ ウオモ」に掲載する特設ページで確認できる。

 

ECサイトやブランドが動画を活用して販促をするケースがどんどん増えていますね。最近では話題になったのが、

 

西田尚美主演「青葉家のテーブル」が公開!メイキング裏話をお届けします

 

北欧、暮らしの道具店の「青葉家のテーブル」や、

 

森川葵主演 “インスタドラマ”「デートまで」7/17公開! | ヘザーダイアリー – 女の子のカワイイを発信するWebマガジン【公式】

 

ヘザーの縦型動画の「デートまで」という動画コンテンツ。

 

ヘザーに関しては新規流入が大量に増えたという実績が報じられており、一部では効果も実証済みのようです。ヘザーの方は、ユーザーの購買動機にも沿っていそうで、効果があるのもうなづけます。しかし、過去、動画コンテンツがいつも効果を実証してきたかと言えば、そんなこともなく。

 

 

○撤退した事例

撤退事例で一番代表的なのはやはりAmazonでしょうか。

 

「Style Code Live」はAmazonが手掛ける初の生放送テレビショッピング番組だ | 

 

Amazonのテレビショッピング番組は2016年に開始していますが、1年程度で撤退しています。リーチではAmazonに勝てるプラットフォームは無いでしょうけど、それでも撤退。余程、反響なかったんでしょうな。。

 

日本で動画活用に早い時点で参入していたのは、意外にも伊勢丹百貨店ですかね。

 

真夜中のデパート舞台に通販 伊勢丹、BSジャパンで4月から

 

こちらはドラマ仕立ての通販番組。もちろんEC売上アップを狙ったものになりますが、継続はされていません。50話までやっていたようなので、こちらも約1年程度で終了しています。

 

 

○求められるのはコンテンツ力?

では一方で、一般的なドラマで効果があった事例を見てみましょう。わかりやすい事例は下記でしょうか。

 

「逃げ恥」星野源の着用コートが即完売

 

視聴率が30%を超える時もあった人気ドラマである「逃げ恥」。恋ダンスと呼ばれる星野源さんの主題歌の振り付けをドラマの演者が踊る動画がソーシャル上でもたくさん拡散されていました。こういったメディア戦略が功を奏したこともあり、ドラマは非常に人気だった印象があります。そのせいか、上記記事のように星野源さん着用のコートが即完売。ノーリーズが人気が無いとは言いませんが、知名度が高いとも思えないブランドがすぐ完売するくらいの影響力があったということです。

 

この事例からもわかるように、コンテンツに注力した方がはっきりと売上につながっています。ドラマ自体のストーリーが面白い。キャラクターが魅力的。などなど。そういった要素があって初めて売上につながるようですね。

 

 

○UOMOのコンテンツは?

 

そういった視点で今回の短編ドラマを見てみました。5分程度の短編なのでストーリーにはまるという事はまずありません。キャラクターが魅力的かどうかもまだはっきりわからず、これで主演の方の着用している服が欲しくなるかはちょっと微妙な気がします。上記でもご紹介しました「青葉家のテーブル」は登場する人物のキャラもストーリーも面白く、続きがつい見たくなるような内容ですが、これはまだそういった要素を感じませんので、今後のストーリーの展開に期待…、という感じでしょうかね。

 

漫画でもゲームでも音楽でも、最近は何でもファッションと紐づけられていますが、全て共通する事はそれぞれが提供する「体験価値」が高いものが売れやすいという事です。動画コンテンツも同様、高い体験価値を提供できなければECの購買に至る事はないのでしょうね。

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深地 雅也
WRITER

株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。 繊研新聞にてEC関連記事連載中。→ https://senken.co.jp/posts/fukaji01

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