ブランド・ビジネス  2019-03-18

”USEDを拡張する” 古着屋「森」がショッピングの楽しさを思い出させてくれた

 

スピンズを運営するヒューマンフォーラムの新業態「森」が中崎町にオープン。ポップアップ展開でオールユアーズ さんの商品が販売されているという事を聞きつけたので早速行ってみる事にしました!

 

スピンズ運営会社が古着の大型店「森」を中崎町にオープン、フロア面積は約300坪

 

場所はフーズフーギャラリーの跡地であるチェルシーマーケット内。近隣にはファッション・美容専門学校が立ち並ぶ、おしゃれ好きな若者が多い街です。特に個性の強い古着屋さんが多く、ロケーションが今回のショップと非常に相性が良いと言えるでしょう。

 

 

オールユアーズの看板発見…!

 

 

木村さんも発見…!Web上ではちょくちょく絡ませてもらってますが、お会いするのは実は2度目。全くの同い年なので勝手に親近感湧いてます(笑)この後、ヒューマンフォーラムの方々とご一緒に店内をご案内して頂きました。

 

 

普通の古着屋とここが違う!①:アップサイクル

ファッション業界でも耳にタコができるくらい唱えられております「サステナビリティ」。アップサイクルとはこのサステナビリティの一環で、単なる製品の再利用ではなく、元の製品よりも価値の高いモノを生み出すことを、最終的な目的としています。

 

 

◯アップサイクルブランド「MEND」

 

本来であればボロボロになって使えなくなった物をリペアしたり、違う生地を抜い合わせたりして唯一無二の製品を作ったり、

 

 

製品を染め直す事で新たな息吹を与え、全く違うイメージの物として再利用したり(ここで使われているお洋服は 1950年代の物だったりするようです)、、

 

古着に撥水加工という「新しい機能」を追加する事で、また違ったアイテムとして販売したり。(こちらはMENDとオールユアーズ さんのコラボアイテムになります。)

 

ショップとして掲げている”USEDを拡張する”を体現した、もはやこれはブランドですね。ベースが古着なだけで、高付加価値の商材と言えるでしょう。うーん、これぞまさしくアップサイクル…。

 

 

普通の古着屋とここが違う!②:カスタムの拠点・窓口

 

店の中央付近にスケルトンでミシンのお部屋があるのですが、ドアにお直しや加工の文言が…。そう、これはまさしくこのサービスをしてくれるお部屋なのです。

 

 

資材も豊富に揃っておりますね。てかこのキャビネットめっちゃ格好いい…。

 

こちらには100年前のボタンもご用意があるようです。資材もめっちゃ豊富。

 

で、ここの一番すごいところは、あらゆる加工・お直しの窓口になっている点です。ここで出来ない加工でも、ヒューマンフォーラムと繋がりのある業者へのご依頼が可能になっています。もちろん、オールユアーズのような加工もご依頼が可能。(だから特殊撥水加工の文言があるのか。。)文字通り、カスタムの拠点・窓口となっている訳なのです。

 

更に更に、、

 

写真にも載ってるミシンは近隣の服飾専門学校より寄贈された物なのですが(僕の母校でもある上田安子服飾専門学校です。)、そこからインターン生が来てお直しや加工の作業も経験できるらしい。。学生さんからしたらめっちゃいい経験ですね。教育に実践が組み合わされていて学習効率が高いですし、ヒューマンフォーラムからしたら青田買いできる可能性もあります。

 

まだまだあります…!

 

実はここのサービス、まだまだ未完。というよりは、お客様からの要望があればサービスが拡充される可能性があるようで。まさしくユーザーとの共創をサービスレベルでやっちゃう感じですね。いや本当素晴らしいです。。

 

 

普通の古着屋とここが違う!③:世界観の作り込みがブランド並み!

 

店内を見回して見ると、とにかく内装や什器がしっかり作り込まれているのがわかります。

 

 

テーマが「アウトドア」であるなら、テントの中にコーナーが展開されていて、ランタンや脚立などアウトドア用品まで置く徹底ぶり。

 

 

ミリタリーコーナーに、

 

 

スーツスタイルのコーナーまで…。

 

各コーナーごとの作り込みが半端ない…。これ実現させるのってめっちゃ人の力が必要だし、どの頻度で展開を変えていくのかわかりませんが想像以上に手間がかかります。人材が優秀で無いと出来ないやり方ですね。頭が下がります。。

 

僕がまだ10代後半の頃(約20年前)、街にはまだまだ個店で運営している古着屋が多く、そのショップのセレクトを楽しみにふらっとお買い物に行っていた記憶があります。それが今は、古着屋も量販店のように規模が大きいところか、ブランド古着をメインにするショップが増えてきました。InstagramやECを見て、目的買いでショップに行く人が増えている中、こういった「ふらっと行ってみたくなるショップ」が逆に新鮮に感じます。

 

ファストファッションの台頭により「安くて品質の良い服」が市場に出回り、古着を購入する事にもはや価格上のメリットはそれほどありません。そんな時代に「森」が提案する”USEDを拡張する”というテーマ設定は、新しい付加価値を生み出し、服を買うという体験をより楽しいものへとアップデートしてくれるものになり得るのではないでしょうか。

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深地 雅也
WRITER

株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。 繊研新聞にてEC関連記事連載中。→ https://senken.co.jp/posts/fukaji01

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