ファッション全般  2018-03-14

服好きは「選ぶ事」を面倒だとは感じない

男性向けレンタルサービス「コンシェンタル」 今春から

「洋服のレンタルサービスは増えているが、ボリューム層向けの利便性を追求したものがほとんど。当社では若い服好きの限られた顧客を対象とすることでステイタスを高めたい」(山本代表)としている。 多くの男性は「服を選んだり、保管したりするのが面倒」「何が自分に本当に似合うのか」「どこに買いに行けばいいのか」などの疑問を解消しつつ、所有するリスクがなく、新たなファッションに挑戦できるのが同社のサービス。商品選びからレンタル期間中の着こなしまで、LINE@をメインとしたコミュニケーションツールを通じてコンシェルジュがサポートする。

 

レンタルサービスが乱立してきており「レンタル」だけでは訴求力が弱い昨今、各社差別化要素を打ち出してきています。スタイリストが選ぶサービスであったり、雑貨類に特化したりとその要素は様々ですが、今回は「メンズ」で「服好き」が対象ターゲットとなるサービスだそうで。。

 

 

◯服好きは「自分で選びたい」し「所有したい」

他社サービスとの差別化を考えなければならないのはわかるのですが、このレンタルサービス自体がどんなターゲットを対象にしているかが重要です。以前、エアクローゼットの中の人とお話させて頂いた際に「弊社の顧客は既存のアパレルブランドと住み分けができている」と仰られていました。つまり、普段服を頻繁に買わないからどんな物を選んでいいかわからない。失敗したくないからレンタルサービスを使うのがユーザーインサイトです。ストライプインターナショナルのメチャカリも同様で、既存顧客ではなく新規の利用が目立つとの事。

 

ここから推測される事は、レンタルサービス自体が服好きに向いていないサービスなのではないかという事です。そもそも服を選ぶのが面倒な人は服好きでは無いのでは?とも思います。そしてもし服好きに利用させるのであれば「レントザランウェイ」のように、有名高級ブランドの良さをレンタルで体験してもらうという「ブランド力」と「お試し」の要素での訴求が必要になりますが、取り扱いブランドは自社ブランドの記載しかありません。ブランド力が無いうちからサブスクリプションサービスの展開もかなり危険ではないかと。

 

サービスの内容とターゲットの乖離が見られる中で、今後どのように展開していくのか。レンタルサービスが若い世代に広がる可能性は否定しませんが、それはもはや「服好き」ではなくマスの総意なのではないでしょうか。

 

 

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深地 雅也
WRITER

株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。 繊研新聞にてEC関連記事連載中。→ https://senken.co.jp/posts/fukaji01

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